「Vネック」「クルーネック」「Uネック」の文字に悩んでしまう人はとても多い。
もちろん、見分け方自体は難しくありません。
一言で言えば「Vネック」は、襟元が直線的なV字になったTシャツを指し、
「Uネック」は襟元が曲線的なU字になったTシャツ、「クルーネック」はUネックより首元が詰まっています。
見分け方は難しくない。だけど、どのネックデザインが一番おしゃれに見えるのか。どのネックデザインがおしゃれ初心者に向いているのか。
今回は、「Vネック」「クルーネック」「Uネック」を中心に、メンズTシャツのネックデザインの全てを解説します。
もくじ
「Vネック」と「クルーネック」「Uネック」の特徴と着こなし
現代のメンズファッションにおけるTシャツのネックデザインは、以下の3種類で市場の9割を占めています。
【VネックTシャツ】
→大人っぽいキレイめデザイン。すっきり見えるため、おしゃれ初心者から上級者までオススメ。
【クルーネックTシャツ】
→自然体でカジュアルなデザイン。現代の主流だが、野暮ったさと紙一重のため、おしゃれ中級者以上にオススメ。
【UネックTシャツ】
→Vネックとクルーネックの中間デザイン。人気低迷中で、あまり販売されていない。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
VネックTシャツの特徴と着こなし
おしゃれに見えやすいのが「VネックTシャツ」です。
VネックTシャツの特徴は、
- 大人っぽい
- キレイめ
の2つ。直線的なVネックラインは首をスマートに見せる効果があり、メンズファッション界では普遍的な「おしゃれなTシャツ」として支持され続けています。
ただし、Vネックが深すぎるとホストのような服装になってしまうので注意が必要です。
胸元が開きすぎたVネックTシャツは一般ウケしません。「ホスト系」や「お兄系」の服装がしたいのなら"あり"ですが、一般的なメンズファッションにおいては「狭めのVネックを選ぶ」を原則としてください。
また、VネックTシャツは「夏の1枚トップス」としても「春秋のインナー」としても活躍するアイテムです。
普遍的な支持を集めているため「迷ったらVネックTシャツ」と考えても問題ありません。
クルーネックTシャツの特徴と着こなし
現代のメンズファッションにおける流行となっているのが「クルーネックTシャツ」です。
クルーネックTシャツの特徴は、
- カジュアル
- 自然体
です。直線的で大人っぽく見えるVネックとは違い、丸首のクルーネックは自然体なカジュアルコーデに向いています。
また、クルーネックTシャツは、その自然体ゆえに「リラックスシルエット」「ビッグシルエット」と呼ばれるオーバーサイズTシャツで採用されることが多い。
オーバーサイズは2017年から続く流行のため、店頭に並んでいるのは「オーバーサイズのクルーネックTシャツ」が多数を占めることになります。例えば、ユニクロの今期主力モデル「クルーネックTシャツ」もオーバーサイズ気味のクルーネックデザインになっているのです。
ただ、はっきり言って「オーバーサイズのアイテム」はおしゃれに見えづらい。
だって、おしゃれに無頓着な中学生やおじさんの基本は「ダボダボの服装≒オーバーサイズ」なのですから。そのため、コーディネートをしっかり考えられるオシャレ中級者以上にはオススメですが、初心者がクルーネックTシャツを買うことはオススメしません。
【おしゃれ初心者】
→クルーネックTシャツを着ると、ダサい人との差が分かりづらい。
【おしゃれ中級者以上】
→クルーネックTシャツを着ても、他のアイテムでダサい人との差を作れる。
もし、あなたがおしゃれ中級者以上で着こなしに自信があるのなら「オーバーサイズのクルーネックTシャツ」を取り入れると良いでしょう。
流行を取り入れたカジュアルファッションを作ることが出来ます。
【スプートニクス公式通販】オーバーサイズのクルーネックTシャツ(12色)2970円
UネックTシャツの特徴と着こなし
インナーとして大活躍するのが「UネックTシャツ」です。
「Uネック」は、「Vネック」と「クルーネック」の間のようなデザイン。
「クルーネックの首元をそのまま開いたデザイン」と考えると分かりやすいかもしれません。並べるとお分かり頂けるでしょうか?
UネックTシャツは、良く言えば「どんなアイテムとも馴染みやすい」悪く言えば「特徴がない」アイテムです。
そのため、現代のメンズファッションにおける人気はイマイチ。大人コーデはVネックに敗れ、自然体コーデはクルーネックに敗れる。わざわざ選ぶ意味がないのです。
唯一、「特徴がない」ゆえに、春秋コーデのインナーとしては活躍の余地があります。
半袖Tシャツのデザインとしては低い人気も、長袖や七部袖Tシャツのデザインとしては一定の人気を誇っているのです。インナーに悩むのなら、Uネックを選んでおけば失敗はありません。
【スプートニクス公式通販】UネックTシャツ(10色)2970円
その他のネックデザイン
メンズファッションにおけるネックデザインは、
- Vネック
- クルーネック
- Uネック
が圧倒的に主流です。上記3デザインだけで市場の9割を占めていると言っても過言ではありません。
しかし、少数ではあるものの、メンズTシャツのネックデザインは他にもいくつか種類が存在します。ここからは、比較的ショップで見かけることが多いデザイン、
【ヘンリーネック】
→クルーネックにボタンを付けたデザイン。上手く着こなせば男らしく、下手をすればオヤジの肌着。
【ボートネック】
→船底のように横に開いたデザイン。中性的で柔らかい雰囲気。
【モックネック】
→クルーネックよりも首を詰めたデザイン。個性的な着こなしに。
の3つを紹介していきます。
ヘンリーネックTシャツ
ヘンリーネックとは、クルーネックTシャツにボタンを付けたデザインのこと。
ヘンリーネックは着こなしが難しいTシャツです。
上手く着こなせば「男らしい」「雰囲気のある」コーディネートが完成しますが、ダサくなってしまえばオヤジの肌着みたいな印象が強くなる。
そして、1枚で着るTシャツである以上、その境い目は「顔つき」や「ボディスタイル」などのどうしようもない部分に依存してしまうのです。
自分に絶対の自信があるなら良いのですが、おしゃれ初心者にはオススメできないTシャツです。
ただ、人とは被らないデザインのため、他の人との差別化を狙うのなら購入を検討してみても良いかもしれません。
ボートネックTシャツ
ボートネックとは、船底のように開いたデザインのこと。「横に開いたクルーネック」と考えると分かりやすいでしょうか。
メンズファッションには馴染みが浅く、レディースファッションでよく採用されるデザインです。
良く言えば「柔らかい印象を与える」悪く言えば「ナヨナヨした印象を与える」が特徴のため、顔立ちやコーディネートを選ぶデザインと言えます。
他の人と被りたくないのなら、取り入れてみるのも"あり"かもしれません。
モックネックTシャツ
モックネックは、首元に沿ったデザインのこと。「クルーネックをもうちょっと詰める」と考えると分かりやすいでしょうか。
元々は、Tシャツよりも秋冬のニットに使われるデザインでしたが、近年はTシャツにも登場。
首元が詰まりすぎたデザインは暑くなってしまうため人気は高くありませんが、個性的なデザインを求めるおしゃれ上級者の一部から支持されています。
まとめ
メンズTシャツのネックデザインには、いくつか種類がありますが、
【VネックTシャツ】
→スマートで大人っぽく見える。おしゃれ初心者から上級者まで。
【クルーネックTシャツ】
→カジュアルで自然体な雰囲気。おしゃれ中級者以上にオススメ。
この2つだけ覚えておけば問題はありません。
また、Tシャツの選び方やコーディネートを知りたい方は以下の記事を。
【参考記事】
メンズ版 夏の半袖Tシャツの選び方とコーディネート完全解説ガイド
Tシャツ以外のアイテムやコーディネートの基本を知りたい方は以下の記事をご覧ください。