「白のパンツは着こなしが難しい」
これは、メンズファッションにおける大きな勘違いです。
確かに、白パンツが「難しそう」に見えることは否定できません。ダークカラーが原則のメンズファッションにおいて、白が持つイメージはとても大きなものです。
実際、一昔前まで、白パンツは高級ブランドだけのものでした。
ところが、ここ数年のトレンドによって白パンツは一気に市民権を得たのです。そして、「白」という色自体は、シャツなどに使われる元々着こなしやすい色だと言えます。
あとは、あなたの勇気だけです。
もくじ
白パンツの特徴
白パンツの特徴は以下の3つです。
- どんな色とも合わせられる
- 履くだけでお洒落に見える
- 汚れやすい
1つずつ見ていきましょう。
どんな色とも合わせられる
「白」は「黒」や「グレー」と同じ、モノトーンに分類される色です。
黒と相性の悪い色がないように。
グレーと相性の悪い色がないように。
白はどんな色とも合わせられるのです。
履くだけでおしゃれ上級者に見える
白パンツの人気が徐々に高まっているとは言え、「ベージュのチノパン」や「カーキのカーゴパンツ」などの人気に比べるとまだまだ少数派。
そして、少数派と言うのはそれだけでお洒落に見えるものです。
普段のTシャツコーデや、カーディガンコーデに白パンツを合わせることで、人とは違うお洒落な着こなしが完成します。
汚れやすい
これはもう仕方ありませんが、汚れやすい。
ジュースなどのシミは目立ちますし、しばらく洗わないで置いておくと黄ばんでしまう。
ガシガシ洗えるように「スラックス」などの繊細なアイテムではなく、「白のチノパン」や「白のデニム」などの丈夫な素材を選ぶのがおすすめです。
白パンツと合わせる色
難しいアイテムを着こなすときの悩みって、大抵、色の組み合わせです。
「マスタードって何色に合うんだ…」
「うわぁ…勢いで真っ赤なアウター買っちゃったよ…」
そんな悩みはファッションを楽しむ上で避けては通れません。
ところが、白は、黒やグレーと同じくモノトーンカラーに分類される色です。
「合う」「合わない」なんて話ではありません。全ての色と相性が良いのです。
いくつか見ていきましょう。
白パンツ×黒
言うまでもなく白×黒は相性抜群です。
白×黒は「キレイめ」の印象が強くなる色合わせ。
その印象を活かして、テーラードジャケットやチェスターコートを合わせてもカッコいいですし、
逆に、パーカーを使ったカジュアルコーデを上品に見せることも可能です。
白パンツ×青
青系×白パンツは爽やかさを強調するのに最適な色です。
特に、夏のネイビー×白の組み合わせは、女子モテにおける最強色と呼ばれているため、多くのファッション誌で紹介されています。
逆に、冬にネイビー×白の組み合わせは若干"浮きます"が、だからこそお洒落だとも言えます。
白パンツ×緑
男臭くなりがちな緑も、白と合わせればスマートな印象にまとまります。
また、白×緑は相性が良いにも関わらず、メンズファッションで実践している人はかなり稀です。
他人と被りたくない人は覚えておきましょう。
白パンツ×ブラウン
白パンツを使ったコーディネートの中でも、最も上品に仕上がるのが白×ブラウンです。
ブラウンは、おじさんのイメージが強いので若い人には敬遠されがちですが、白パンツと合わせることで「大人の上品コーデ」を作ることが出来ます。
白パンツ×その他ビビットカラー
繰り返しになりますが、「白」と相性が悪い色は存在しません。
そのため、どんな派手色アウターであっても、白パンツと合わせれば色合い的にはバランス良くまとまるのです。
季節ごとの着こなし
ここからは、白パンツの季節ごとの着こなしを紹介します。
春秋の白パンツコーデ
春秋の白パンツコーデは、
「いつものコーディネートを白パンツに変える」
を合言葉にしてください。
「いつものベージュのチノパンコーデを白パンツに変える」
「いつもの黒パンツコーデを白パンツに変える」
「いつものデニムを白パンツに変える」
春秋はアウターが豊富ですから、イチイチ白パンツとの相性を考える必要はありません。
白パンツは全てのアウターと相性が良いのです。
どんなアウターを選んでも、おしゃれ上級者のコーディネートを作ってくれます。
夏の白パンツコーデ
夏は、白パンツを最も気軽に着こなせる季節です。
言うまでもなく、夏は「淡い色」や「派手色」のアイテムが増える時期になります。そのため、濃い色のトップスと合わせるだけで簡単に白パンツを着こなすことが出来るのです。
「ポロシャツ」
「リネンシャツ」
「チェックシャツ」なんでもOKです。
また、夏のネイビー×ホワイトの組み合わせは女子モテの定番です。
覚えておきましょう。
冬の白パンツコーデ
「冬に白パンツは合わないんじゃ…?」
そう考える気持ちも分かりますが、むしろ逆です。冬こそ白パンツをチョイスして欲しいのです。
と言うのも、冬のメンズファッションは真っ黒になりがち。冬だから許されているとは言え、オールブラックコーデは基本的に女子ウケが良くないのです。
「ベージュのチノパン」や「カーキのカーゴパンツ」に変更しても良いのですが、黒パンツに比べるとどうしてもカジュアルになってしまう。
そこで、「白パンツ」の出番です。
白パンツであれば「キレイめ」で「大人っぽい」雰囲気を壊さずに冬アウターとのコーディネートを作ってくれます。
また、相変わらず白パンツはアウターの種類を選びません。
「ダウン」でも、「チェスターコート」でも、「マウンテンパーカー」でも大丈夫です。
白パンツと合わせる靴
「白パンツはどんな色のアウターとも合わせられる」
「白パンツはどんなアウターとも合わせられる」
そう考えたとき、次に悩むのが「靴」です。
尤も、靴に関してもさほど悩む必要はありません。結論から言えば、
- 基本はダークカラー
- インパクトカラーもOK
です。
基本はダークカラー
実は、アウターと同じく、白パンツにはどんな色の靴でも合わせられるのです。
よって、靴の色は何でも大丈夫なのですが、白パンツは「大人っぽさ」と「上品さ」がウリのアイテム。
そのため、各ブランドのコーディネートは、「黒」や「ダークブラウン」のシンプルなブーツを採用しています。
インパクトカラーでもOK
もちろん、白パンツをカジュアルに着こなすのなら、インパクトカラーのスニーカーを選んでも◯
その際は、スニーカーを強調するようにロールアップするのが"旬"です。
白パンツと合わせるアイテム
ここからは、白パンツに合わせる人気のアイテムの紹介です。
紹介するアイテムは4つ。
- テーラードジャケット
- 色味のあるカーディガン
- シンプルなシャツ
- 無地のTシャツ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
テーラードジャケット
白パンツの「大人っぽくて」「上品な」イメージを最大限に活かせるのが『テーラードジャケット』です。
「テーラードジャケット」は春秋キレイめアウターの定番アイテム。女子ウケが良いことでも有名です。
白パンツと合わせるときは、全体を細身でまとめ、「黒」や「ダークグレー」などの濃色ジャケットと合わせるのがポイントです。
カラフルなカーディガン
白パンツコーデは、モノトーンでまとめてもカッコいいのですが、それだけでは勿体ない。
せっかく、どんな色のトップスとも合わせることが出来るのです。ダークトーンばかりになりがちな、メンズコーデには大きなチャンスになります。
ただ、正直に言えば「オレンジのダウンベスト」や「緑のマウンテンパーカー」はオススメしません。白パンツに合わせることは出来ますが、それ以外のコーデは作りづらいのです。
そこで、オススメしたいのが『カーディガン』
カーディガンであれば、色味を加えても浮くことはありません。
オマケに春秋は主役に、冬はインナーとして使えるコスパ最強のアイテムなのです。
シンプルなシャツ
白パンツを「大人っぽく」着こなしたい人にオススメなのが『シンプルなシャツ』です。
難しく考える必要はありません。
白パンツ×濃色のシャツ
この組み合わせを意識するだけで、簡単におしゃれな春秋コーデを作ることが出来るのですから。
また、夏を意識するなら「リネンシャツ」もおすすめです。
薄手のリネン素材によって、夏でも大人っぽいキレイめコーデを作ることが出来ます。
【メンズスタイル】リネンシャツ+ボーダーTシャツセット(四色)4900円
無地のTシャツ
ここまでに紹介したコーディネートの大半は、インナーにシンプルな無地Tシャツを採用しています。
と言うのも、人気が高まってきたとは言え、やはり白パンツはインパクトのあるアイテムなんです。
インパクトのあるアイテムを着こなすときは、他のアイテムはシンプルにまとめるのが鉄則。
その特性上、派手色とも合わせやすい白パンツは、インナーくらいは無地にしておかないと派手になりすぎるのです。
まとめ
白パンツは、真っ黒コーデになりがちなメンズファッションに最適なアイテムです。
一見、派手に見えるかもしれませんが、バランスの良いおしゃれなコーディネートが完成しますよ。
また、これから白パンツを購入するなら、
- 細身
- シルエットが綺麗
- チノパン
の3つの要素が揃ったアイテムがおすすめです。