「ラクさ」と「お洒落さ」を両立したアウター
メンズファッションにおける理想的なアイテムが『スタジャン』です。
「おしゃれなアウター」はたくさんあります。「テーラードジャケット」も「チェスターコート」も「メルトンPコート」もみんなおしゃれです。
しかし、そこに「ラクさ」を求めることは出来ません。どれもこれもカッチリとしていて、肩が凝るのは否定できない。
ところが「スタジャン」はそうじゃない。
キメたいときは、ダークトーンを細身でしめてキレイめコーデに。
ラクをしたいときは、デニムやパーカーと合わせてカジュアルコーデに。
どんなコーディネートも作れる上に、元々がスポーツウェアですから着心地も抜群です。
今回は「ラクさ」と「お洒落さ」を兼ね揃えた『スタジャン』の着こなしを解説します。
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もくじ
スタジャンの特徴と人気の理由
『スタジャン』とは「スタジアムジャンバー」の略。
本来はスポーツ選手がスタジアムでユニフォームの上から着るジャンバーのことで、デザインとしては、ボディ部分とアーム(袖)部分の色や素材が異なっているのが特徴。
そんなスタジャンの人気が高まっている理由として、
- 1枚で主役になる
- 高い防寒性
- 着こなしの幅が広いこと
の3つが挙げられます。
一枚で主役になる
大きな特徴である「ボディと袖の切り返し」によって、スタジャンは一枚でも充分な存在感を発揮できます。
そのため、難しい着こなしを考えなくとも、
- 無地のTシャツ
- シンプルなニット
などのメンズファッションにおける基本的なアイテムと合わせるだけで、お洒落なコーディネートを作ることが出来るのです。
高い防寒性
「おしゃれなアイテム」って意外と防寒性を無視したものが多い。
例えば、数年前から人気が上昇している「チェスターコート」
確かにお洒落なアイテムですが、ロング丈アイテムはシルエットが命。そのため、冬アイテムにも関わらず、多くのチェスターコートはシルエットのために生地を薄く作っています。つまり、「お洒落さ」のために「防寒性」を捨てている。
ところが、「スタジャン」ならばその心配がありません。
スタジャンは「スタジアムジャンパー」の名の通り、元々はスポーツ用の防寒着から始まったアイテム。
厚手な素材で作られているものが大半で、春秋はもちろん、真冬にも活躍させることが出来ます。
着こなしの幅が広い
スタジャンは元々スポーティで男らしいアイテムですが、近年販売されているものは少し細身のものが多い。
そのため、
- ユーズドデニム
- カーゴパンツ
- パーカー
などと合わせたカジュアルスタイルはもちろん、
- シャツ
- スラックス
などと合わせた、大人っぽいキレイめコーデを作ることも出来ます。
スタジャンの人気色
メンズファッションにおけるカジュアルアウターとして人気を高めているスタジャンですが、カラーバリエーションはさほど多くありません。
定番の三色、
- モノトーンベース
- キャメルベース
- レッドベース
を見てみましょう。
モノトーンベースのスタジャン
スタジャンの人気色はモノトーンベース(黒,グレー,白)にもの。
モノトーンカラーはどんな色とも相性の良い色です。スタジャンは、デザイン自体にインパクトがあるので、カラーは控えめに抑えたもの人気が集まります。
また、近年のキレイめコーデの人気にあいまって、ボディ部分と袖部分の色があまり変わらない単色カラーも注目されています。
レッドベースのスタジャン
カジュアル感を強めたいときの人気色が「赤」をベースにしたスタジャンです。
着こなしやすい色ではありませんが、その他のアイテムをシンプルにまとめればバランスの良いコーディネートが完成します。
キャメルベースのスタジャン
「人と被らないスタジャンの色」として注目されているのが「キャメル」です。
キャメルは冬のメルトンコートの色としては一般的ですが、スタジャンの中ではまだまだ少数派。
着こなしにくい色ですが、上手くコーディネートを作れば上級者のおしゃれが出来ることは間違いありません。
スタジャンの具体的な着こなし
コーディネートを3つの方向性に分けて、スタジャンの着こなしを解説します。
- 基本のストリートカジュアル
- 人気のキレイめスタイル
- 防寒性抜群の冬スタイル
それでは、1つずつ見ていきましょう。
基本のカジュアルスタイル
スタジャンは元々カジュアルなアイテムです。そのため、
- ユーズドデニム
- カーゴパンツ
- スウェットパンツ
- スニーカー
- リュックサック
- キャップ
などと組み合わせることで、スタジャン本来の魅力を活かしたストリートカジュアルコーデを作ることが出来ます。
人気沸騰中のキレイめスタイル
スタジャンが「流行アイテム」として注目される要因になったのがキレイめスタイルの存在です。
カジュアルスタイルとは違い、
- シャツ
- スラックス
- 革靴
などと組み合わせ、細身でまとめることで大人っぽいキレイめスタイルを作ることが出来ます。
防寒性抜群の冬スタイル
ここまでに紹介したコーディネートの多くは春秋のものですが、もちろん冬コーデを作ることも可能です。
と言っても、難しく考える必要はありません。春秋コーデが「スタジャン×インナー」ならば、冬コーデは1枚足せば良いだけ。
- パーカー
- ニット
- マフラー
などの冬の定番インナーと組み合わせるだけで、簡単におしゃれな冬コーデを作ることが出来ます。
スタジャンに合わせる人気のアイテム
今回紹介するアイテムは4つ。
- 無地Tシャツ
- シャツ
- パーカー
- カラフルなニット
それでは、1つずつ見ていきましょう。
無地Tシャツ×スタジャン
繰り返しになりますがスタジャンは1枚で主役になれるアウターです。
そのため、カジュアルスタイル、キレイメスタイル問わず、シンプルに着こなすのが鉄則。余計なアイテムを使わなくてもスタジャンのデザインだけでお洒落を演出できます。
そう考えたアパレル関係者やモデルから支持されるインナーが「無地のTシャツ」です。
また、言うまでもなく「無地のTシャツ」は様々なアウターと相性抜群。
「テーラードジャケット」や「パーカー」「カーディガン」と言った定番アウターを大人っぽく着こなしたい時にも役に立ちます。
ケーブル編みニット×スタジャン
「スタジャン×無地Tシャツでは明らかに寒い、晩秋から冬にかけてはどうすれば良いんですか?」
難しく考える必要はありません。「ケーブル編みニット」は冬のTシャツです。
以上のように、冬はスタジャン×ニットの組み合わせでシンプルコーデを作るのがおすすめ。
ケーブル編みニットは冬のインナーとしては定番のアイテムなので、あらゆるコーディネートに応用することが出来ます。
シャツ×スタジャン
スタジャンをキレイめに着こなしたいのなら「シャツ」を外すことは出来ません。
こちらも、難しく考えずにスタジャンのインナーに挟むだけでキレイめを意識したコーディネートを作ることが可能です。
シャツを選べばスタジャンを脱いでもお洒落に見えるのが嬉しいポイント。
シャツは1枚で主役になれるアイテムです。秋冬のインナーとしてはもちろん、春や初夏の主役として使うことも出来ます。
パーカー×スタジャン
カジュアル感を強めたい時にオススメなのが「パーカー」です。
カジュアルアイテムの代表格でもあるパーカーは、スタジャンとも相性抜群。ここまでにパーカーを使ったスタイルがいくつか登場したように、スタジャンの王道コーデとして確固たる地位を築いています。
まとめ
スタジャンは一枚で主役になれるアウターです。
そのため、余計なアイテムは加えずにシンプルコーデを心がけることでお洒落なスタイルを完成させることが出来ます。